訪問者 マニュアル

訪問者カテゴリでは、アクセスの状況を訪問者に関する視点で確認することができます。

尚、リサーチアルチザンプロでの訪問者の括りは、訪問者ID(IPアドレスとユーザーエージェントから発行したもの)が同一か?という事で判断しています。 よって、プロキシサーバーを経由してのアクセス(会社からのアクセス等)も、複数の訪問者を判別して(IPアドレスが同じでもユーザーエージェントが異なるので判別が可能)アクセスを計測することができます。
但し、実際は一人の訪問者が同じPCから別のブラウザで訪問した場合は、ユーザーエージェントが異なることにより訪問者IDも別の値となる為、別々の訪問者として複数訪問者のアクセスが計測されます。


新規・リピーター

新規・リピーター解析は、サイトにアクセスした訪問者について、"新規""初めてアクセスした人""リピーター""過去にアクセスしたことのある人"として、これら2パターンの訪問者を集計した解析項目です。

所謂 常連さん のアクセスが多いか否かがわかりますので、例えば "リピーターの多いブログサイトであれば、検索エンジン経由以外に、ブラウザのお気に入り登録等で定期的にアクセスされている" といったことが想定できます。
尚、新規・リピーターの判断はブラウザのCookieを使用していますので、Cookieを無効にしたブラウザでアクセスした訪問者は新規・リピーターの判別ができず、この解析結果からは除外されます。

解析結果上の新規・リピーターのリンクをクリックすると、新規またはリピーターである訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。


訪問者詳細

訪問者詳細解析では、アクセス解析対象の期間内における訪問者の "どのページ経由で、どのようなOS・ブラウザを使い、どのような地域からアクセスして、どのページを見たか?次にどのページを見たか?" といった一連の行動が、アクセス日時毎に表示されます。
時間別ログ同様、所謂アクセスログのような情報ですが、整理されて見やすく表示されますので、これを見るだけでも訪問者のサイト上での行動が手に取るようにわかります。

データは奇数行・偶数行毎に背景色が変わっていますので、アクセス日時毎の情報がわかりやすく判別できます。
また背景色は、奇数行・偶数行の色以外に以下の色が表示されます。

薄い黄色
リンククリックが行われた
濃い灰色
ボタンクリックが行われた
ピンク
コンバージョンを達成した

このように色分けをすることで、この時間帯に何が合ったかを直感的に把握することができます。

訪問者が実際にアクセスしたページに滞在していた時間が計測できた場合は、滞在時間が各行の右端に表示されます。 また実際の滞在時間が計測できなかった場合も、直前のアクセスの時間との差し引きで計算した結果(アクセス時間 - 前回のアクセス時間)を滞在時間として表示されます。
滞在時間の下には"Good!!""Bad.."もしくは"ReVisit!"が表示されますが、これは滞在時間が長ければ "ちゃんとページを読まれた" と判断して"Good!!"、短ければ "あまり読まれていない"と判断して"Bad.."、長過ぎる場合は "この間は他のサイトへアクセスしたりしていて再度ページを見た" と判断して"ReVisit!"と表現したものです。
"Good!!""Bad.."の判定、つまり "何秒以上滞在されれば、ちゃんとページを読まれた" と判断する秒数はサイトによって異なりますので、この秒数は基本設定で設定して調整します。
同様に"ReVisit!"の判定、 "この滞在時間は長過ぎる" と判断する秒数もサイトによって異なりますので、この秒数も基本設定で設定して調整します。

※"ReVisit!"とは?

例えば、"ReVisit!"の判定を「10分」としていた場合です。
滞在時間を計測できた場合は、訪問者がブラウザを閉じたり、他のサイトに移ったりと、確実に訪問していたページを見終わったことを捕捉できています。 このような場合は、仮に10分間ページに滞在していても、確実にページに滞在していたとして"Good!!"となり、"ReVisit!"にはなりません。
逆に滞在時間を計測できなかった場合は、直前のアクセスの時間との差し引きが滞在時間となりますが、これはあくまで推測した値です。 これにより、仮に差し引きの結果が10分となると、10分も滞在していたとは怪しい(恐らくその間は他のページを見ていて10分後に再度アクセスしたのでは?)と判断して、"ReVisit!"となります。
このように、"ReVisit!"はアクセス時間で計算した滞在時間(アクセス時間 - 前回のアクセス時間)についての設定値となります。
正確な滞在時間(実際にページを開いていた時間)を計測できた場合は、全て"Good!!"となります。


ドメイン

ドメイン解析は、訪問者のアクセス情報に含まれるリモートホストより、ドメイン部分を抜き出して集計した解析項目です。

これにより、 "どのようなプロバイダ、またはどのような組織からアクセスした訪問者が多いか?" といった情報がわかります。
ドメイン情報にはあらかじめ約1万件のドメイン名が設定されていますので(例:"u-tokyo.ac.jp"は"東京大学")、ドメインの種類をわかりやすく把握できますが、 ドメイン名が設定されていない場合は、解析結果内のドメイン設定アイコンをクリックして新たにドメイン名を設定することができます。

解析結果上のドメインのリンクをクリックすると、そのドメインに属する訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。


リモートホスト

リモートホスト解析は、訪問者のアクセス情報に含まれるリモートホストを集計した解析項目です。

リモートホスト情報には、都道府県や都市を識別する文字が含まれていたりしますので、リモートホストも訪問者の行動を知る上で重要な情報と言えます。

解析結果上のリモートホストのリンクをクリックすると、そのリモートホストに属する訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。


IPアドレス

IPアドレス解析は、訪問者のアクセス情報に含まれるIPアドレスを集計した解析項目です。

IPアドレスは国によって割り振られる値が異なりますので、IPアドレスからもどの地域の訪問者がアクセスしたかがわかる場合があります。

解析結果上のIPアドレスのリンクをクリックすると、そのIPアドレスに属する訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。


国解析は、訪問者のアクセス情報に含まれるドメインやIPアドレスから国を特定し、それらを集計した解析項目です。

国は100%特定できるわけではありませんが、ドメイン・IPアドレスという異なる2つの内容から高い割合で特定することができます。

解析結果上の国のリンクをクリックすると、その国に属する訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。


都道府県

都道府県解析は、訪問者のアクセス情報に含まれるドメイン、リモートホスト、IPアドレスから都道府県を特定し、それらを集計した解析項目です。

都道府県は100%特定できるわけではありませんが、ドメイン・リモートホスト・IPアドレスという異なる3つの内容から高い割合で特定することができます。

解析結果上の都道府県のリンクをクリックすると、その都道府県に属する訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。


企業・学校等の法人

企業・学校等の法人解析は、訪問者のアクセス情報に含まれるドメインより、企業・学校等の法人だけを抜き出して集計した解析項目です。

これにより、 "どの企業、またはどの学校からアクセスした訪問者が多いか?" といった情報がわかりますので、営業のツールとして作成したサイトであれば、顧客へのアプローチの手助けとなるでしょう。
ドメイン情報にはあらかじめ約1万件のドメイン名が設定されていますので(例:"u-tokyo.ac.jp"は"東京大学")、企業や学校をわかりやすく把握できます。 またドメイン名が設定されていない場合は、解析結果内のドメイン設定アイコンをクリックして新たに企業、学校名を設定することができます。

解析結果上の企業・学校等の法人のリンクをクリックすると、その企業・学校等の法人に属する訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。


ページビュー

ページビュー解析は、アクセスした訪問者が1日でどれだけのページを閲覧したかをページビュー(閲覧回数)毎に集計した解析項目です。

「1回」「2 - 5回」「6 - 10回」、といった具合にページビューを範囲分けし、それぞれのページビューの範囲で何回アクセスがあったかと表しています。
また、この中で回数が1回の割合を直帰率と言います。 直帰率が高いという事は、サイトをほとんど見ずに去っていった訪問者が多いと考えられますので、直帰率は低くする必要があります。

解析結果上のページビューのリンクをクリックすると、そのページビュー範囲で回数毎の結果が表示されます。
例えば、「2 - 5回」が「4」のページビューリンクをクリックすると、「2回」のアクセスが「1」、「3回」のアクセスが「2」、「4回」のアクセスが「1」といったような結果がわかります。

回数毎のリンクをクリックすると、そのページビューで閲覧した訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。


滞在時間

滞在時間解析は、訪問者がページに留まっていた滞在時間を計測し、その時間毎に集計した解析項目です。

「0 - 10秒未満」「10秒 - 30秒未満」といった具合に滞在時間を範囲分けし、それぞれの滞在時間の範囲で何回アクセスがあったかと表しています。
この滞在時間は、実際にページを開いていた時間をブラウザ上で計測していますので、ページビュー数が1回のみの訪問者の滞在時間も計測されます(アクセス時間の差し引きではありません)。 尚、ブラウザによっては計測できない場合もありますので、全てのブラウザで正確に計測されるものではありません。

解析結果上の滞在時間のリンクをクリックすると、その滞在時間の範囲で滞在時間毎の結果が表示されます。
例えば、「0 - 10秒未満」が「5」のページビューリンクをクリックすると、「1秒」のアクセスが「2」、「3秒」のアクセスが「2」、「9秒」アクセスが「1」といったような結果がわかります。

滞在時間毎のリンクをクリックすると、そのページビューで閲覧した訪問者の一覧とページビューが表示されます。 更に訪問者一覧の訪問者IDのリンクをクリックすると、訪問者詳細の解析結果が表示されます。