解析用タグ マニュアル

アクセス解析をするサイトには、必ず解析用タグを貼り付ける必要があります。
解析用タグの種類は複数ありますが、基本的には「PC / スマートフォンサイト解析用タグ」を貼り付けることになります。
また、解析用タグには様々なオプションが用意されていますので、必要に応じて設定することで柔軟にアクセスを計測することができます。

【ご注意】
解析用タグの内容はサイトアカウント毎に異なりますので、実際に貼り付ける際は下記の解析用タグではなく、
・アクセス解析メニュー → 設定 → 解析用タグ
より、「解析用タグ」画面に表示されている解析用タグを貼り付けてください。


解析用タグ


■解析用タグ

PC /
スマートフォンサイト
解析用タグ

ほとんどのサイトはこのタグを貼り付けることになります。
タグには、「通常用(http)」「SSL用(https)」がありますが、ご利用サイトのURLが"http://~"で始まる場合は通常用(http)、"https://~"で始まる場合はSSL用(https)を貼り付けてください。

通常用(http)の例

<!-- Research Artisan Pro Script Tag Start -->
<script type="text/javascript">
  var _Ra = {};
  _Ra.hId = '0';
  _Ra.uCd = '** サイトアカウント毎に異なる値 **';
  (function() {var s=document.getElementsByTagName('script')[0],js=document.createElement('script');js.type='text/javascript';js.async='async';js.src='http://analyze.pro.research-artisan.com/track/script.php';s.parentNode.insertBefore(js,s);})();
</script>
<noscript><p><img src="http://analyze.pro.research-artisan.com/track/tracker.php?ucd=** サイトアカウント毎に異なる値 **&hid=0&guid=ON" alt="" width="1" height="1" /></p></noscript>
<!-- Research Artisan Pro Script Tag End   -->

SSL用(https)の例

<!-- Research Artisan Pro Script Tag Start -->
<script type="text/javascript">
  var _Ra = {};
  _Ra.hId = '0';
  _Ra.uCd = '** サイトアカウント毎に異なる値 **';
  (function() {var s=document.getElementsByTagName('script')[0],js=document.createElement('script');js.type='text/javascript';js.async='async';js.src='https://analyze.pro.research-artisan.com/track/script.php';s.parentNode.insertBefore(js,s);})();
</script>
<noscript><p><img src="https://analyze.pro.research-artisan.com/track/tracker.php?ucd=** サイトアカウント毎に異なる値 **&hid=0&guid=ON" alt="" width="1" height="1" /></p></noscript>
<!-- Research Artisan Pro Script Tag End   -->

携帯サイト
(フィーチャーフォン、
ガラケー)解析用タグ

ご利用サイトがフィーチャーフォン(所謂ガラケー)向けサイトである場合は、このタグを貼り付けてください。
タグには、通常用(http)SSL用(https)がありますが、ご利用サイトのURLが"http://~"で始まる場合は通常用(http)、"https://~"で始まる場合はSSL用(https)を貼り付けてください。

通常用(http)の例

<!-- Research Artisan Pro Image Tag Start -->
<img src="http://analyze.pro.research-artisan.com/track/tracker.php?ucd=** サイトアカウント毎に異なる値 **&hid=0&guid=ON" alt="" width="1" height="1" />
<!-- Research Artisan Pro Image Tag End   -->


SSL用(https)の例

<!-- Research Artisan Pro Image Tag Start -->
<img src="https://analyze.pro.research-artisan.com/track/tracker.php?ucd=** サイトアカウント毎に異なる値 **&hid=0&guid=ON" alt="" width="1" height="1" />
<!-- Research Artisan Pro Image Tag End   -->

尚、フィーチャーフォンはJavascript・Cookieが使えない等の制限がありますので、このタグを貼り付けると「PC / スマートフォンサイト解析用タグ」に比べて解析できる内容が限られます。
また、「PC / スマートフォンサイト解析用タグ」の場合、アクセスのあったページのtitleタグの内容を元にページのタイトルが自動で記録されますが、フィーチャーフォンの場合は記録されません。
フィーチャーフォンでタイトルを記録させるには、ページ設定用の記述をタグに追加します。

ページ設定用の例

<!-- Research Artisan Pro Image Tag Start -->
<img src="http://analyze.pro.research-artisan.com/track/tracker.php?ucd=** サイトアカウント毎に異なる値 **&hid=0&page=ページ1&guid=ON" alt="" width="1" height="1" />
<!-- Research Artisan Pro Image Tag End   -->

※ページ毎にタイトルが異なる場合、この設定はページ毎に記述する内容を変えて追加する必要があります。

■解析用タグのオプション設定

クローラーアクセス
除外用設定

クローラーのアクセスを除外したい場合は、_Ra.exceptCrawlertrueを設定します。
_Ra.exceptCrawlerを指定しない場合はクローラーのアクセスもカウントされます。

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.exceptCrawler = true;
(function(){〜

同時に解析用タグ内のimgタグに、ecr=1のパラメータを追加を設定します。
ecrパラメータを指定しない場合はクローラーのアクセスもカウントされます。

・・・・・
<noscript><p><img src="~&ecr=1" alt="" width="1" height="1" /></p></noscript>
<!-- Research Artisan Pro Script Tag End -->

※クローラーによっては、クローラー側でキャッシュした古いページがクロールされることで、クローラーアクセス除外用の設定をしてもクローラーのアクセスが暫くの間記録される場合がありますのでご注意ください。


クエリパラメータ
除外用設定

例えば、Google Adwordsのようなリスティング広告からの流入時や、PayPalといった他システムとの連携等により、自サイトのページのURLにクエリーパラメータ(「?」、「=」、「&」で表現される値)が勝手に付加される場合があります。
(例)「http://example.com/」に「http://example.com/?abc=defgh&〜」と後ろにクエリパラメータが付加される。

リサーチアルチザンプロでは、各ページの識別をURL単位で行いますが、このURLはクエリーパラメータを含めて識別しますので、同じページであってもクエリパラメータが付加されれば全てそれぞれ別のページとして識別し集計等が行われます。
(例)「http://example.com/thanks.php」というページについて、アクセスの度に「http://example.com/thanks.php?id=001」,「http://example.com/thanks.php?id=002」とクエリパラメータが付加されると、それぞれのURL毎に集計される。

よって、ページタイトルやコンバージョンの設定においてはURL毎に設定しなければならないような手間や、ページやコンバージョンの解析結果においても集計がURL毎に行われることで結果を把握しにくいといった弊害が生じます。
これを避けるにはクエリパラメータ除外用設定で、付加されるクエリーパラメータを除外してください。
クエリパラメータ除外用設定は、「PC / スマートフォンサイト解析用タグ」内に、

_Ra.exceptQueryParams = ['除外したいクエリーパラメータ'];

の形で設定します。

例えば、「http://example.com/?abc=defgh」と付加されたクエリパラメータを除外するには、

_Ra.exceptQueryParams = ['abc'];
と設定します。

するとURLは、「http://example.com/」の形でアクセスログに記録されます。
※クエリーパラメータは「キー = 値」の形で表現されます。exceptQueryParamsには、キーの内容のみを設定してください。(上記であれば、abcがキー。)

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.exceptQueryParams = ['abc'];
(function(){〜

複数のキーを設定する場合は、カンマ(,)区切りで設定します。

_Ra.exceptQueryParams = ['abc','123'];

この場合、「http://example.com/?abc=defgh&123=45678」といったアクセスが、「http://example.com/」としてログに記録されます。

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.exceptQueryParams = ['abc','123'];
(function(){〜

尚、除外したクエリパラメータは全ての解析結果に残りません。付加されたクエリパラメータが解析結果に必要な場合は、この設定をしないようご注意ください。


ユーザーID設定

SNSやECサイト等、訪問者がサイトを利用する際にユーザー登録(会員登録)をしてログインする必要があるサイトにおいて、そのユーザーID(会員ID)で訪問者を特定したアクセス解析を行いたい場合は、この「ユーザーID設定」を利用します。
※この機能は会員制サイトのようなユーザー(会員)を識別できるサイトでのみ有効な機能となります。

リサーチアルチザンプロでは通常、訪問者にはランダムな文字列の訪問者IDが付与され、このIDで訪問者をそれぞれ判別しますが、「ユーザーID設定」を利用すると訪問者IDには設定したユーザーIDが適用されますので、サイト上の各ユーザー毎のアクセス状況を把握することができます。

また訪問者IDはブラウザのCookieを利用する為、同じ訪問者が異なる端末や異なるブラウザでページにアクセスした場合、実際には一人の訪問者であるのに端末やブラウザ毎に異なる訪問者として認識されてしまうという欠点がありますが、「ユーザーID設定」では、訪問者の端末やブラウザの違いに関係なく、設定したユーザーIDで常に一人のユーザーを判別することができます。

「ユーザーID設定」を利用するには、解析用タグ内のユーザーIDの記述に動的に値が設定されるように、ご利用サイトのシステムを修正する必要があります。

例えば、php言語で作成されたサイトの場合、以下のように _Ra.userId に変数「$UserID」の値が設定されるようにします。
※変数「$UserID」にはページにアクセスしたユーザーのIDがセットされている場合。

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.userId = '<?php print $UserID; ?>';
(function(){〜

上記の設定をした場合、例えばIDが "A-001" のユーザーがページにアクセスすると、解析用タグは以下のようになり、ユーザー "A-001" のアクセスとして計測されます。

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.userId = 'A-001';
(function(){〜


またユーザーIDの値は、以下のように半角文字だけでなく全角文字も設定できます。
※変数「$UserName」にはページにアクセスしたユーザーの氏名がセットされている場合。

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.userId = '<?php print $UserName; ?>';
(function(){〜

上記の設定をした場合、例えばあるIDに紐づく氏名が "山田 太郎" のユーザーがページにアクセスすると、解析用タグは以下のようになり、ユーザー氏名 "山田 太郎" のアクセスとして計測されます。

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.userId = '山田 太郎';
(function(){〜

「ユーザーID設定」を使用した場合も、解析結果内の訪問者名設定機能でそのIDに名前を設定することができますので、必ずしも上記のように名前を直接ユーザーIDに設定する必要はありません。

尚、ユーザーIDの値は半角・全角文字合わせて最大40バイトまでとなりますので、ご注意ください。
また、「ユーザーID設定」を使用した場合、_Ra.userIdに値が設定された訪問者のアクセスは、全てリピーター扱いとなります。
_Ra.userIdに値が設定されていない(空文字が設定された場合も含む)場合は、通常の訪問者IDが付与され、新規・リピーターも判別されます。


ピュニコード
変換用設定

ご利用サイトが日本語ドメインを使用している場合に、記録されるアクセスログ上の全てのページのURLをピュニコードから日本語ドメインに変換したい場合は、_Ra.decodePunycodetrueを設定します。
_Ra.decodePunycodeを指定しない場合は変換されず、日本語ドメインとピュニコードのURLが混在して記録されます。

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.decodePunycode = true;
(function(){〜

同時に解析用タグ内のimgタグに、dpc=1のパラメータを追加を設定します。
dpcパラメータを指定しない場合は変換されず、日本語ドメインとピュニコードのURLが混在して記録されます。

・・・・・
<noscript><p><img src="~&dpc=1" alt="" width="1" height="1" /></p></noscript>
<!-- Research Artisan Pro Script Tag End -->

ピュニコードとは、日本語ドメイン(日本語を含んだドメイン)を「xn--」で始まる英数字のドメインで表現したものです。
(例)「リサーチアルチザン.com」というドメインは「xn--cckube6bb6vka0eyd.com」というドメインで表現されます。

このピュニコードの扱いはブラウザ毎に仕様が異なり、訪問者が日本語ドメインのURLでアクセスしても、場合によってはピュニコードのURLでアクセスが記録されることがあります。このような場合、実際には同じページでもアクセスログ上は日本語ドメインとピュニコードのURLが混在することになり、これらはそれぞれ別のページとして集計されます。これを全て日本語ドメインのURLで統一したい場合は、この設定をする必要があります。


DNT (Do Not Track)
有効設定

訪問者が利用するブラウザのDNT (Do Not Track) 設定を有効にしたい(DNT設定をした訪問者のアクセスをカウントしない)場合は、_Ra.DNTtrueを設定します。
_Ra.DNTを指定しない場合はDNT設定をしている訪問者のアクセスもカウントされます。

var _Ra = {};
_Ra.hId = ~;
_Ra.uCd = '〜';
_Ra.DNT = true;
(function(){〜

同時に解析用タグ内のimgタグに、dnt=1のパラメータを追加を設定します。
dntパラメータを指定しない場合はDNT設定をしている訪問者のアクセスもカウントされます。

・・・・・
<noscript><p><img src="~&dnt=1" alt="" width="1" height="1" /></p></noscript>
<!-- Research Artisan Pro Script Tag End -->

DNT (Do Not Track) とは、各ブラウザに装備されている "自分のWebサイト閲覧行動を追跡されたくない" とWebサイトに通知するトラッキング拒否機能です。DNTについては世界的に議論中であり、各ブラウザの対応も様々で現在のところ当サービスとしてはDNT設定を有効にはしておりませんが、ご利用サイトとして有効にしたい場合はこのパラメータを設定してください。尚、DNT設定を有効にするとカウントされるアクセス数は減少します。


■解析用タグ以外のオプション設定

リンククリック測定用
data属性

外部サイトへのリンクのクリック数は自動で測定されますが、自サイト内のリンクのクリック数は測定されません。
これを測定するには、対象のタグにリンククリック測定用data属性を設定します。

(例1)自サイト内のPDFファイルへのリンクのクリック測定を行う場合は、以下のようにリンク用のaタグに「data-rapro-click属性="link"」を設定します。

<a href="/download.pdf">ダウンロード</a>
→ <a data-rapro-click="link" href="/download.pdf">ダウンロード</a>

また、divタグ等様々なタグのクリック時に、リンククリックとしてクリック数を測定したい場合は、以下のようにタグに「data-rapro-click属性="link"」と「data-rapro-click-url属性="リンクを識別する為の文字列"」を設定してください。
以下の使用方法はスマートフォンではうまくクリック測定されない場合があります。

(例2)divタグで定義されたダウンロードリンクのクリック測定を行う場合は以下のように設定します。

<div style="~" onclick="javascript:download();">ダウンロード<div>
→ <div data-rapro-click="link" data-rapro-click-url="download" style="~" onclick="javascript:download();">ダウンロード<div>

ボタンクリック測定用
data属性

ボタン(inputタグのtype属性が「button」や「submit」や「image」、または「buttonタグ」で定義されたボタン)のクリック数は自動で測定されますが、imgタグ等で定義されたボタンのクリック数が測定されません。
これを測定するには、対象のタグにボタンクリック測定用data属性を設定します。

(例1)imgタグで定義された登録ボタンのクリック測定を行う場合は、以下のようにimgタグに「data-rapro-click属性="button"」を設定します。

<img alt="登録" src="./image/signup.png" onclick="javascript:signup();" >
→ <img data-rapro-click="button" alt="登録" src="./image/signup.png" onclick="javascript:signup();" >

また、divタグ等様々なタグのクリック時に、ボタンクリックとしてクリック数を測定したい場合は、以下のようにタグに「data-rapro-click属性="button"」と「data-rapro-click-url属性="ボタンを識別する為の文字列"」を設定してください。
以下の使用方法はスマートフォンではうまくクリック測定されない場合があります。

(例2)divタグで定義された登録ボタンのクリック測定を行う場合は以下のように設定します。

<div style="~" onclick="javascript:signup();">登録<div>
→ <div data-rapro-click="button" data-rapro-click-url="signup" style="~" onclick="javascript:signup();">登録<div>

クリック非測定用
data属性

自動で行われるリンククリック測定やボタンクリック測定を行いたくない場合は、クリック非測定用data属性を設定します。

(例)検索ボタンのボタンクリック測定をしたくない場合は、以下のようにタグに「data-rapro-click属性="no"」を設定します。

<input type="button" value="検索" onclick="javascript:search();">
→ <input type="button" data-rapro-click="no" value="検索" onclick="javascript:search();">